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船穂にある「高瀬通し」の一ノ口水門です。大正十四年までの約二百年間、玉島の水運を支えました。その後は、酒津樋門から取り入れられた用水の、高梁川河床地下水路=「水江サイフォン(伏樋)」の吐き出し口になっています。この水が、溜川や道口川を経由して玉商を彩る風景となります。やや遠回しな玉商百景ですがお許しください。なお、酒津樋門の整備に伴い、廃川となった東高梁川の跡地に、クラレ(今のイオン)や倉敷球場、三菱航空機製作所(今の三菱自動車)などが建設され、後の水島工業地帯に繋がって行きました。〈文責:校長〉                                                                         サイフォンの水吐き出して聖五月   玉                                                                                            誰れ聞けと真菰が原のぎょうぎょうし 良寛                                                                                真菰(まこも)、ぎょうぎょうし…ヨシキリ