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眼下部が白いことから、ハクセキレイと思われます。水辺の鳥で、北に住む鳥ですが、繁殖地を南に拡大しています。環境適応能力が非常に高く、「そんな所にきれいな鳥が」と思われるようなどぶ川でも平気で餌を探しています。足を交互に出して素早く歩き、「チュチン、チュチン」と飛びながら鳴く姿が、岡山県南でも大変よく見られるようになりました。写真は、考査中の生徒の居ない時、某所の換気扇フードに巣を作っている、玉商所属のハクセキレイ雌で、少し大きく黒っぽい雄とつがいのようです。〈文責:校長〉                                                                         日かげ夏めくをんどりあるくわたくしあるく  一碧楼                                                                       ※をんどり…ニワトリの雄                                                                             セキレイは秋の季語。尾を上下に動かすので「石叩き」ともいう。歩く姿は、ニワトリよりセキレイの方が印象深い。霧の遁兵衛(きりのとんべえ)か忍者部隊月光のように。(最後の二者については、50代以上の人に聞いてください)                                                                                                                                      夏芝居しらざあいってきかせあしょう  玉                                                                                                                                ※白波五人男の弁天小僧菊之助のせりふ「知らざあ言って聞かせあしょう」より                                                                                                                       古来セキレイは重要な鳥で、日本書紀によると「イザナギ・イザナミ」の二神に夫婦円満を教えたと伝えられている。教鳥(おしえどり)、恋教鳥、嫁教鳥(とつぎおしえどり)の別名もある。