ハゼツボをどうしても見たくなって倉敷市立玉島歴史民族海洋資料館を訪ねました。2階の歴史民族資料室にタコツボ(右側)と並んで陳列してありました。資料館のお話では、水島沖の竹竿をさせば届くような浅い海によく仕掛けたそうです。高梁川河口など鯊はいたる所で獲れたそうで、新鮮なものは刺身にしたり、煮付け、天ぷら、そして干してダシにしたようです。とにかく、鯊は湧いて出るものだったみたいです。また、はえ縄でも獲ったそうです。〈文責:校長〉撮影10月1日。                                                               鯊一連を一籠とす籠  一碧楼                                                                          玉商百景53で紹介した句である。ハゼはえ縄漁は、瀬戸内では一般的な漁だったようです。実物も展示してありました。                                                       ★中塚一碧楼(なかつか いっぺきろう 1887~1946)…玉島勇崎出身の俳人。河東碧梧桐の新傾向俳句運動に参加。【広辞苑】に人名掲載。