里見川と道口川と旧2号線に挟まれた三角地帯にある稲の実りである。簡単に言うと、玉商の川向こうの、玉商に一番近い田んぼの秋の風景である。稲穂が重く垂れようとしている。日本を「瑞穂国(みずほのくに)」と呼ぶ。「瑞穂」とは『みずみずしい稲の穂』のことである。瑞穂国の句読点は、赤とんぼかな。〈文責:校長〉撮影10月5日                                                                       風邪心地の真昼の垂穂の稲の水のべ   一碧楼                                                                        かぐはし水うごく國原稲稔りたり       一碧楼                                                                 「播磨国原 穂波も豊か 昇る朝日を まともに受けて 高く聳ゆる 我らが学舎…」かっての勤務校、兵庫県立社高等学校の校歌の一節である。玉商なら「備中国原」となるであろう。                                                                           蜻蛉(とんぼう)に噛まれて実る秋津島(あきずしま)   玉                                                                                      トンボは日本を象徴するものだということを知っていますか。秋津はトンボの古名。秋津島は日本の異称。廊下や教室に迷い込んだトンボは必ず逃がす。たとえ、噛まれようとも。