※クリックで拡大してご覧ください。学校とグランドがよくわかります                                                                                                    

「菜の花」は春の季語だが、師走や正月でも見ることができる。下の二句はお正月の菜の花を詠んでいる。二階の職員室の窓から見える円通寺の駐車場は、いつも黄色である。写真は、正月五日、菜の花越しに玉商の校舎と野球場(第2グラウンド)を見たものである。バットの金属音が、円通寺まで響き渡っている。円通寺を下ると、住吉神社の急な階段を野球部員が登り降りしていた。菜の花は、いつも君たちを応援している。〈文責:校長〉撮影1月5日                                                                                 霜除(しもよけ)に菜の花黄なりお正月 村上鬼城(大正期、境涯俳句を詠む)                                               菜の花の中や手に持つ獅子頭      松窓乙二(江戸時代の東北の俳人)                                                             一句目、霜よけの菜の花に守られて栽培されるものは何か。菜の花は力強い。二句目、獅子頭が菜の花の黄色に引き立つ。                                                       正月の菜の花カラス天狗翔ぶ  玉                                                                                【 玉商百景 88 】 で紹介した羽黒神社の烏天狗が、鬼瓦から飛び出し、“菜の花色”をまとい、手に玉島の“玉”を持ち、街に幸せを運ぼうとしていた。今年一年、良い年でありますように。