玉島図書館で大岩徳二先生の歌集を“発見”。一読、身の引き締まる思いを感じ、ここに抜粋して紹介させていただきます。  大岩徳二第三歌集「春を呼ぶ」より                                                                               独立の悲願通させたまへよと羽黒の神にぬかづきし日や(羽黒…羽黒神社)                                                                    日傭ひの人より賜びしそこばくのその寄付金は吾を泣かしめき                                                              独立の議決をラヂオは告げてをり昭和三十三年三月三十日                                                                   おびただしき支援のなかに事成りぬ門標を見つつにじみくるもの                                                                  高恩にこたへむとしてうら深く期する決意はかりそめならず                                                          玉島商業は昭和33年5月10日、独立記念式典を玉商校庭で挙行し、10年間校名を一にした玉島高校から分離独立しました。記念誌には『分離独立までの幾多の辛苦曲折を顧みて、悲願成就の喜びと感慨はひとしおであった。』と記されています。上記は本校第8代校長大岩徳二先生の玉島商業高校独立の思いを込めた歌です。「玉島高校-多くの協力者にささぐ」と題されています。大岩先生は玉商の校歌作詞者です。先生の思いはこれからも歌いつがれ、生き続けていきます。深謝。〈文責:校長〉